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暗礁に乗り上げてなお、解決策を模索するわけですが、私思いますに、国っていう単位が日本人にとっては広すぎるんじゃないかしら?黒船以降、外国からの脅威に備えなければならない観点から国家としての教育やら、中央集権、中央指導体制を固めたわけだけど、明治より前は、殿様には参勤交代という国の勤めはあったものの、一般大衆は藩から出る事も ままならなかったわけで、国なんて概念はあんまりなかった。実際は各都道府県ともいえる範囲をクニと呼んでいたわけで、いくら交通が発達したとはいえ、国家意識よりは地元のクニ意識、さらには村意識の方が日本人には向いているのではなかろうか?
さて、今回は小説から映画・漫画とうまくメディア展開できた作品について語っていきます。原作小説は山田風太郎先生の「柳生忍法帖」です。「忍法」という単語を生み出し(それより前は「忍術」でした)「くノ一」という単語を一般化し(それより前は「女忍者」でした)忍法帖ブームを作り出したシリーズの中でも傑作中の傑作の一冊です。ストーリーは、暗君をいさめたために一族郎党処刑をされた堀一族の生き残りである七人の美女の敵討ちを手伝うために、柳生十兵衛が活躍するというお話です。敵は会津の大殿とその配下の七人の親衛隊です。この親衛隊はそれぞれ剣や鞭、槍などの達人で恐ろしく強いです。対する七人の女性は武家の女ではあるものの、基本的に普通の女性でしかありません。最強に強い十兵衛がいるのだけれども、直接手を下さず、女性の手で敵を倒さなければいけないという縛りが絶妙です。